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昭和医科大学医学部学校推薦型選抜(推薦入試) 過去問が無くても心配いらない理由を徹底解説!

目次

1.昭和大学から「昭和医科大学」へ校名変更

まず初めに、大学名の変更についてご紹介します。2025年4月、長年親しまれてきた「昭和大学」は「昭和医科大学」へと改称されました。

この校名変更には明確な意図があります。それは、
医療系総合大学であることをより明確に世間に伝えるためです。

昭和医科大学には、以下の4つの学部があります:

  • 医学部
  • 歯学部
  • 薬学部
  • 保健医療学部

すべて医療系に特化しており、「医科大学」という名称はその特徴を的確に表現しています。
医療人を育てる大学としてのアイデンティティを明示することで、志願者にもわかりやすく、社会的評価の向上にもつながると考えられています。

また、4学部の2年次以降のキャンパスを統合するため、鷺沼新キャンパスの建設が進んでいます、これにより、医療系4学部の結びつきが一層強くなります。

 

2.医学部推薦入試の概要(2026年度)

昭和医科大学では2026年度から、医学部における学校推薦型選抜(推薦入試)が新たに導入されます。概要は以下の通りです。

項目 内容
募集人員 10名(公募制)
試験日 2025年11月16日(日)
試験科目 英語、数学または国語(選択)、理科
その他 書類審査、小論文、面接などを実施予定

この学校推薦型選抜(推薦入試)は公募制で、全国の高校生が対象になります。公募制推薦の他に募集人員2名の特別協定校推薦が実施されます。公募制推薦は学校長の推薦書が必要ですが、評定平均の基準などは、まだ公表されていません。

 

3.過去問が無くても大丈夫な理由

「新設の医学部入試だから過去問が無い…」
これは多くの受験生が抱える不安です。しかし、昭和医科大学医学部の推薦入試には特別な事情があります。

実は、医学部・歯学部・薬学部・保健医療学部の推薦入試は、同日に共通問題を使用して実施されます。
つまり、医学部の推薦入試にも歯学部推薦などと同じ問題が出題されるのです。

このことは昭和医科大学に確認済みです。

したがって、昨年度までの歯学部推薦入試の過去問を使えば、実質的に医学部推薦の過去問対策ができるというわけです。

 

4.過去問はどこで手に入る?

歯学部推薦入試の過去問を入手するには、次のような方法があります:

  • 昭和医科大学入試課に直接問い合わせる(郵送や窓口で提供される場合があります)
  • 大学の説明会やオープンキャンパスで入手
  • 予備校・進学塾を通じて入手
  • 大学の公式サイトでの公開情報を確認

過去問入手方法としては、昭和医科大学のサイトに掲載されているものをプリントアウトするのが最も早く確実です。現在は2024年度(令和6年度)入試のものまでしか掲載されていませんが、間もなく昨年の2025年度(令和7年度)推薦入試の過去問も掲載される予定です。

昭和医科大学のホームページに掲載されていない古い過去問が欲しい場合、メルオンなどの予備校にお願いするといいでしょう。

なお、小論文だけはそれぞれの学部によって違う問題が出題されていますので、小論文だけは、医学部一般選抜の過去問を参考にするようにしてください。

 

5.試験科目別対策のポイント

昭和医科大学の推薦入試では、標準的な大学入試レベルの学力が求められます。各科目の対策ポイントを見てみましょう。

英語

  • 長文読解が中心。
  • 医療系や生命科学に関連した英文が出題される傾向あり。
  • 文法問題よりも読解力と語彙力が重視される。

対策:
私立大学中堅レベルの長文読解に慣れておく。
医学系テーマの英文記事にも触れておくと◎。

数学・国語(選択)

数学:

  • 問題そのものは難しくはないが、じっくり考えている時間は無い
  • 問題を見たらすぐに手が動くようにしたい
  • 標準的な計算力、論理的思考力が問われる。

対策:
基礎問題精講や共通テストの過去問などで基礎力を盤石に。時間配分の練習も重要。

国語:

  • 現代文。評論文・随筆などが出題される。
  • 読解力と要約力がカギ。

対策:
評論文の構造に慣れ、言い換えや主張の読み取りを重視。語彙力も必要。

理科

  • 恐らく2科目選択
  • 医療や人体に関連する設問が出る可能性あり。

対策:
基礎知識に加えて、実験考察・資料読み取り系の問題にも慣れておこう。
教科書+中堅私大レベルの問題演習がベスト。

どの科目も、これまでの歯学部学校推薦型選抜の過去問を上手く活用してください。

 

6.推薦入試は人物重視。小論文と面接も抜かりなく

昭和医科大学の推薦入試では、学力だけでなく「人物評価」も非常に重視されます。

  • 小論文:医療倫理・社会問題・志望動機に関連したテーマが予想されます。
  • 面接:志望動機、医師としての適性、社会貢献意識などを見られます。特に昭和医科大学の1年次は富士吉田キャンパスでの寮生活になりますので、寮生活についての質問がカギになります。聞かれることは分かっていますので、出来れば医学部の面接に詳しい人に練習してもらうといいでしょう。

ポイントは、「自分が満足する答え」ではなく、「面接官が満足する答え」です。

 

7.最後に:推薦入試は「準備力」がカギ!

昭和医科大学医学部の推薦入試は今年から始まる新しい医学部入試ですが、過去問の代替手段が明確にあるという点で、非常に対策しやすい試験です。

  • 過去問は歯学部の推薦入試問題を活用
  • 試験科目は共通テスト~私大標準レベルが中心
  • 人物評価重視なので、小論文・面接の準備は必須

新しい入試制度には戸惑いもあるかもしれませんが、しっかり情報を集め、戦略的に準備すれば合格は現実的です

早めの対策で、チャンスを自分のものにしましょう!

 

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