【2026年度版】大阪歯科大学歯学部 入試改革まとめと志望理由書の書き方 〜受験生・保護者必見!今年の変更点を徹底解説〜
1.はじめに
大阪歯科大学歯学部の2026年度入試は、これまでと大きく変更されることが発表されました。
今年は「小論文試験の廃止」や「面接試験の見直し」など、例年以上に制度が変わるため、受験生や保護者の皆さんは早めの情報収集がカギとなります。
この記事では、変更点の詳細とともに、特に重要になる「志望理由書の書き方」についてもアドバイスをまとめました。ぜひ最後までご覧ください。
2.主な変更点まとめ
①小論文試験の廃止
まず大きなポイントは、全ての選抜区分において小論文試験が廃止されたことです。
対象区分は以下の通りです。
- 学校推薦型選抜
- 一般選抜(前期・後期)
- 大学入学共通テスト利用選抜(前期・後期)
これにより、小論文対策に時間を割く必要はなくなります。
ただし、歯科医師には論理的思考力や文章力も求められますので、基礎的な表現力は保持しておきたいところです。
また、他の歯学部を受けることになれば小論文は必要となりますので、「小論文を全くやらない」ということはおススメしません。歯学部の小論文対策を行うことは、志望理由書作成、面接対策にも生かされてきます。
② 一般選抜・共通テスト利用選抜の面接試験廃止
一般選抜(前期・後期)、大学入学共通テスト利用選抜(前期・後期)では、面接試験が廃止されました。
これにより、合否は以下3つの要素で決まります。
- 学力試験
- 志望理由書
- 調査書
なお、学校推薦型選抜については面接試験が引き続き行われます。
③学校推薦型選抜:「指定校推薦」休止と「公募専願制」の新設
2026年度からは、指定校推薦は休止され、代わりに「公募専願制」が新設されました。
今年からの学校推薦型選抜(推薦入試)は、「専願」と「併願」の以下の2つになります。
- 公募専願制(高校1校あたり1名まで)
- 公募併願制(人数制限なし)
公募専願制では、「合格した場合は必ず大阪歯科大学歯学部に入学する」という条件が付きます。
一方、公募併願制は、他大学との併願が可能になります。過去のメルオン生の中には大阪歯科大学と東京歯科大学の推薦入試の両方を受けて両方に合格し、大阪歯科大学を辞退し東京歯科大学に進学した生徒が何人かいました。
従来、指定校推薦を利用していた高校の生徒さんは、指定校制が無くなることに注意が必要です。
また、公募専願制は枠が小さいため校内選考が激しくなる可能性があります。
④英語民間試験利用制度の変更
英語民間試験(英検など)の取り扱いにも変更があります。
これまでは「CEFR B1」スコアでも一部優遇措置がありましたが、2026年度からは「CEFR B2」以上(英検準1級程度)を取得した場合のみ、平均点+10点の得点保証が適用されます。
B1スコアには優遇がなくなるため、B2相当を目指すのが有利です。
ただし、数学・理科の学力試験対策も重要ですので、英語資格取得への準備以上に通常の英語、数学、理科の勉強に時間を使った方がいいでしょう。
3.志望理由書の書き方のポイント
小論文や面接の廃止により、今年度から「志望理由書」がより重要な評価対象になります。
特に一般選抜・共通テスト利用選抜では、志望理由書が段階評価(点数化)され、合否判定に大きく影響します。
「大阪歯科大学では「志望理由書作成のポイント」を大学ホームページに掲載しています。
志望理由書を書く際の注意点
①大学が求めている人物像を意識する
「自分らしい」だけではNGです。
大阪歯科大学歯学部が求めている学生像を理解し、その方向性に沿った内容にしましょう。
参考として、大学ホームページに書き方のヒントが掲載されています。
②なぜ「大阪歯科大学歯学部」なのかを明確にする
なぜ他大学ではなく大阪歯科大学を志望するのか、具体的な理由を書くことが重要です。
大学の教育理念やカリキュラム、実習環境などを調べた上で、自分の将来像とリンクさせて書きましょう。
③歯科医師になりたい理由を深掘りする
単に「人の役に立ちたい」だけでは弱い印象を与えてしまいます。
自分の原体験や関心から「なぜ歯科医師なのか」「どんな歯科医師になりたいのか」を具体的に掘り下げて書きましょう。
④誤字脱字や文章の読みやすさに注意する
誤字脱字は大きな減点対象になります。
一度自分で見直した後、第三者(歯学部受験に詳しい人)に添削してもらうのがおすすめです。
いずれにしても、志望理由書は「自分が満足するものではなく、大阪歯科大学が満足するもの」である必要があります。「どう書いたら大学が満足するのか分からない」ということであれば、メルオンにご相談ください。
4.まとめと今後の対策
今年度の大阪歯科大学歯学部入試のポイント
- 小論文試験が廃止
- 一般選抜・共通テスト利用選抜の面接試験も廃止
- 指定校推薦が休止 → 公募専願制へ
- 英語民間試験は「CEFR B2」以上のみ優遇
- 志望理由書がより重要に
今後の対策
- 志望理由書作成を早めにスタート
- 大学公式サイトやパンフレットで最新情報を確認
- 英語+理数科目をバランスよく学習
- 公募専願制に出願する場合は校内選考の動きに注意
- 専門家のアドバイスを積極的に活用
今年は例年になく入試制度が変わるため、例年通りの準備では対応できない部分も出てきます。
情報収集・早めの準備が何より大切です。受験生・保護者の皆さん、一緒にしっかり準備を進めていきましょう!
なお、メルオンでは「大阪歯科大学推薦入試対策講座」を行います。面接、志望理由書のご指導も致します。また、講座受講生の皆さんには3年分の推薦過去問を差し上げます。開始時期等は、メルオンサイトに決まり次第掲載いたします。