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東京歯科大学の学校推薦型選抜で確実に合格する方法 ― 指定校・公募推薦と「英・数・理・小論文・面接」徹底対策 ―

目次

はじめに

 

東京歯科大学は、明治23年に高山歯科医学院として創立された日本でもっとも歴史ある私立歯科大学の一つであり、高度な歯科医療と教育の実践を通じて、社会に貢献する歯科医師の育成に力を入れています。

 

歯科医師国家試験では25年連続国公立大学、私立大学の歯学部全ての中で総合成績トップを続けています。

この歯科医師国家試験における素晴らしい成績を維持するにふさわしい学生を求めています。

 

その選抜方式のひとつが「学校推薦型選抜(指定校・公募)」です。東京歯科大学の推薦入試は、評定平均による制限なし・学力試験と小論文、面接の実力勝負という点で非常に特徴的です。

 

今回は、東京歯科大学推薦入試(学校推薦型選抜)の制度解説に加えて、偏差値情報(河合塾・駿台)・出題傾向・対策法まで確実に合格する方法の全てを解説します。

 

 

 

1. 東京歯科大学の偏差値(河合塾・駿台)

 

 

 

推薦・一般入試を問わず、受験生にとって大学の「偏差値」は重要な目安です。ここでは大手予備校が発表している「私立歯学部の偏差値ランキング」を参考に、
東京歯科大学の難易度レベルを把握しましょう。

 

 

河合塾(Kei-Net)の偏差値(2025年度参考)

 

・東京歯科大学 歯学部:偏差値 52.5

 

河合塾は私立歯学部で最も難しい(最も偏差値が高い)大学として東京歯科大学と昭和医科大学歯学部を挙げています。

 

駿台予備学校(2025年度参考)

 

・東京歯科大学 歯学部:偏差値 48(駿台全国模試レベル)

 

駿台予備学校は私立歯学部で最も難しい大学(最も偏差値が高い大学)を昭和医科大学歯学部としていて、その偏差値は49となっています。
そして昭和医科大学に続く大学として東京歯科大学と大阪歯科大学を挙げ、その偏差値は48としています。

 

総評:
河合塾も駿台予備学校も、「私立歯学部の偏差値ランキング」は推薦入試(学校推薦型選抜)ではなく、一般選抜(一般入試)を対象としています。
では、推薦入試(学校推薦型選抜)には使えないか、というと「一般入試も推薦入試も難易度ランキングは変わらない」と考えていいでしょう。
結果、東京歯科大学は推薦入試でも確かな学力が求められる難関大学であることがわかります。

 

なお、河合塾の偏差値より駿台予備学校の偏差値の方が低くなっているのは、「受験者層の違い」が1つの要因です。
河合塾の模試は受験者層に特別な偏りはありませんが、駿台予備学校の模試はどちらかというと成績優秀者が多く受ける傾向にあります。

 

余談ですが、ベネッセが主催する進研模試の受験者は、ほとんどが現役生で浪人生は受けません。
そのため、ベネッセ進研模試の「私立歯学部の偏差値ランキング」では、偏差値は高く出る傾向にあります。

 

また、河合塾と駿台予備学校では、偏差値の算出方法に違いがあります。
河合塾は「合格可能性50%の偏差値」を提示していますが、駿台予備学校とベネッセは「合格可能性60%の偏差値」を提示しています。
「私立歯学部の偏差値ランキング」を見る時は、1つの偏差値ランキングだけを見るのではなく、複数の「私立歯学部の偏差値ランキング」を見るようにしてください。

 

 

 

2. 学校推薦型選抜とは?

 

 

 

一般的に学校推薦型選抜(推薦入試)は、人物評価に重きが置かれ、「小論文と面接のみ」という大学も珍しくありません。

私立歯学部でも愛知学院大学歯学部や明海大学歯学部などの学校推薦型選抜では、学力試験は課されません。
歯学部ではありませんが、2025年度推薦入試で東洋大学が学力試験を実施したところ、全国の高校から「11月では全範囲は終わっていない。高校の教育をゆがめることに繋がる」と大きな非難がありました。

 

歯学部推薦入試や医学部推薦入試を除くと、一般的には「推薦入試(学校推薦型選抜)では学力試験は行わない」のですが、東京歯科大学の学校推薦型選抜は、「人物評価」よりも「学力・論理力」を重視する非常に実力本位の試験です。
評定平均や内申点ではなく、英語・数学・理科・小論文・面接の試験結果で合否が決まるのが最大の特徴です。
ですから、東京歯科大学の推薦入試を受けるのであれば指定校であれ公募であれ、しっかりとした「東京歯科推薦対策」が欠かせないのです。

 

 

 

3. 指定校推薦と公募推薦の違い

 

 

 

 
種類 特徴
指定校推薦 大学から指定された高校のみが出願可能。比較的倍率は低いが、校内選抜は厳格。
公募推薦 全国の高校から出願可能。倍率が高く、より高い学力と表現力が求められる。

 

※東京歯科大学では学校推薦型選抜の結果を指定校と公募に分けて発表していないため、それぞれの倍率等は不明ですが、例え指定校であっても合格基準に達していない場合は、不合格となります。

 

指定校と公募で合格基準には、「ほとんど差は無い」と考えられます。
東京歯科大学は歯科医師国家試験合格率の高さを誇っています。そのため、優秀な受験生だけを入学させたい、という強い意志を感じます。指定校であっても「ダメ」な受験生を合格させるわけには行きません。

 

なお、推薦入試の募集人員は指定校と公募を合わせて「約50名」ですが、「入学させるにふさわしい受験生」は募集人員を超えても合格を出します。募集人員約50名に対し例年、60名程度の合格者を出しています。

 

 

 

4. 出願資格と評定平均の扱い

 

 

 

東京歯科大学の学校推薦型選抜出願資格は以下の通りです。

 

 ・指定校は高校3年生(現役)のみ、公募は1浪生まで
 ・東京歯科大学を第一志望とし、専願で出願すること
 ・指定校も公募も高校長推薦が必要
 ・評定平均での制限は無い

 

評定平均値による出願制限は一切なく、合否にも影響しません。「定期テスト赤点経験あり」の合格者も実際にいます。

すべては当日の試験成績で決まる入試です。

 

公募の場合は全国の高校から志願者が来ます。高校による「差」を大学は分からないので、合否判定には使えないのです。
東京歯科大学は学校推薦型選抜について、このように記しています。

 

「人物・学力ともに優秀で、歯科医療担当者としての能力・適性について高等学校長が
責任をもって推薦するもので、本大学への入学を強く希望する者に対し、 本大学の選考方法によって入学を許可するものである。」

 

 

 

5. 選抜内容の全体像

 

 

 

推薦入試の選抜は以下の3つの要素で構成されます:

 

・学力試験:英語・数学・理科(生物または化学または物理)
・小論文
・個人面接

 

東京歯科大学は学校推薦型選抜の「選抜方法」について、下記のように記しています。

 

学力の3要素(「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」)や受験者の多様性をみるため、「調査書」「推薦書」等の出願書類並びに、本学が実施する小テスト、小論文、面接により評価し、総合点の高い順に合否を決定する。

 

1.小論文 提示された資料に対する理解力、分析力、論理的思考力、文章表現力、基礎的知識等を評価する。
2.小テスト〔外国語(英語)、数学、理科(物理・化学・生物から1科目選択)​(出題範囲は一般選抜(Ⅰ期)に準ずる)
3.面接 面接委員が、志望動機、勉学意欲等について質問し、アドミッションポリシーとの適合性を総合的に評価する。

 

すべての評価項目を1日で実施し、合否は総合点で決まる明快な方式です。
なお、調査書で見るのは成績ではなく「欠席日数」です。欠席が多いと「入学させて大丈夫か?」という懸念が生じますので、面接で欠席が多い理由を聞かれます

 

 

 

6. 英語・数学・理科の学力試験対策

 

 

 

英語
・大問3題で、2題は長文問題、1題は文法・語法問題(並べ替え)
・長文のうちの1題は2パラグラフ、1題は5パラグラフのやや長め

 

長文問題の設問:
・本文中の空所に入る最も適切な語を選び記号で答える
・下線部とほぼ同じ意味をあらわす語句を本文中から探し出す
・本文の内容から考えて、空所に入る英語一語を書く。最初の一文字は与えられる
・下線部和訳
・英語の定義を読んで該当する単語を本文中から探し出す

 

数学
・数ⅠA・ⅡBの中の幅広い分野から小問20題が出題される
・ほとんどは「値を求める」タイプの計算問題
・確率、微分・積分、数列が頻出。

 

対策:
・小問20題に対して試験時間は50分。
・合格した生徒の多くも「時間的に厳しい」としている
・基本問題を「素早く正確に解く」ことを意識して勉強を進める
・高校の教科書の章末問題レベルを強化する。それ以上、難しい問題は気にしなくていい。青チャートはやり過ぎ

 

理科(生物or化学or物理)
・教科書レベル+標準的な応用問題。資料問題・計算問題も出題される。

 

対策:
・問題そのものは、どの科目も基本問題
・まずは教科書の徹底理解
・資料読解・グラフ分析・計算練習を重視

 

東京歯科大学では学校推薦型選抜(推薦入試)の過去問を公表していません。そのため「何をやったらいいのか分からない」という受験生が多くいます。
オープンキャンパスなどを利用して、少しでも出題内容を把握するといいでしょう。

ただ、東京歯科大学はオープンキャンパスでも「こんな感じの問題」と、簡単な説明しかしてくれません。
出来ればオンライン個別指導メルオンのような、私立歯学部受験に詳しい予備校に相談するのが安心です。

 

メルオンでは東京歯科大学推薦の英語と数学の予想問題をプレゼントしています。
資料請求で「東京歯科大学推薦予想問題希望」とお書きください。

 

また、メルオンでは「東京歯科大学推薦入試対策講座」を行います。全てオンラインでの講座になりますので移動の負担はありません。時間や場所に関係なく、「いつでも、どこでも」受講していただけます。

 

 

 

7. 小論文の特徴と攻略法

 

 

 

出題傾向
・歯科医療倫理、チーム医療、高齢化社会、SDGsなどをテーマとするテーマ型小論文
・漢字や四字熟語などの、国語と言えるような問題
・与えられた図形の書き方を文章で説明する問題

 

対策:
 東京歯科大学推薦の小論文は、一筋縄では行きません。通常の「歯学部の小論文対策」では合格は、おぼつきません。特殊な小論文が出題されますので「東京歯科推薦の小論文対策」が欠かせません。

 

・まずは、歯科関連の「テーマ型小論文」に慣れる
・国語的な部分は高校生用の就職試験問題集を使って準備
・図形の書き方説明は、やっていないと到底太刀打ちできないでしょう。この問題の出来不出来が小論文全体の評価を左右します。これは、東京歯科推薦の小論文を分かっている先生に頼るしかないと思われます。
・実際の入試では、「試験時間内で書き切る」ことがなんと言っても重要です。推薦入試の問題とは異なりますが、一般選抜の小論文で「東京歯科大学の小論文」に多少なりとも慣れておくのもいいと思います。

 

 

 

8. 面接試験で問われること

 

 

 

よくある質問:
・なぜ歯学部(歯科医師)を志すのか?
・東京歯科大学を選んだ理由は?
・目指す歯科医師像は?
・東京歯科大学入学後の抱負は?
・医療人として大切な資質は何だと思うか?

 

ポイント:
・歯学部入学後の「歯科」の勉強は、全員がゼロからのスタートになります。入試の成績と入学後の成績は一致しません。
・東京歯科大学は何より「入学後、本気で歯科の勉強に取り組んでくれる受験生」を望んでいます。
・自分が満足する答えではなく、面接官が満足する答えを準備することが大切です。
・面接官が、「この受験生は入学後、頑張ってくれて他の学生にもいい影響を与える」と感じられる答えを準備してください。
・面接は合否に直接大きな影響を与えますので、出来れば「歯学部の面接官の本音」が分かっている人の指導を受けるといいでしょう。
・「歯学部の面接だから、これでいいだろう」という想像でやっていると、面接官が望む答えとズレる恐れがあります。
・面接の雰囲気は柔らかく、落ち着いて自分の用意した答えを述べてください。

 

 

 

9. 合格の決め手は「試験当日の完成度」

 

 

 

指定校であれ公募であれ、合格を決めるのは当日の試験結果のみです。

 

・評定平均や、部活動歴などは評価対象ではない(高校時代の話ではなく、東京歯科大学入学後の勉強をどれだけ頑張れるかが何より大切)
・試験当日に実力を最大限発揮できるかがすべて
・推薦入試当日、出題された問題で合格点を取れればいい。(満点はいらない)
・日頃の勉強で、出ない問題をやっている時間は無い
・東京歯科大学推薦入試で、出題される問題に集中して勉強を進める

 

多くの私立歯学部志望者は、必要以上に難しい問題をやる傾向にあります。
これは受験生本人だけでなく、高校や塾・予備校の先生が私立歯学部受験に詳しくないことからも「出ない問題を一生懸命にやる」ことになりがちです。
特に東京歯科大学では推薦入試の過去問を公表していませんので、多くの先生は「どこまでやればいいのか」が、分かっていません。

 

「東京歯科大学の学校推薦型選抜に合格するために必要なこと」を意識して勉強を進めて下さい。

 

「何をやればいいのか分からない」ということであれば、受験者からの報告で推薦入試の問題をほとんど完璧に把握しているメルオンに相談してみてください。

 

 

メルオンに、予想問題を請求するのもいいと思います。メルオンサイトの資料請求で
東京歯科推薦予想問題を請求してください。

 

 

 

10. まとめ:東京歯科推薦で合格点を取るための勉強を

 

 

 

東京歯科大学の学校推薦型選抜(推薦入試)は「高校時代、何をやったか」ではなく、「試験当日の実力勝負」です。

 

・東京歯科大学は私立歯学部の中でも、偏差値最上位の難関校
・試験は英・数・理+小論文+面接
・評定平均は不問、当日の結果がすべて

 

本気で歯科医師を目指す受験生にとって、東京歯科大学の推薦入試は一般入試よりも早く実力を評価してもらえる機会です。

合格に必要なことに絞って、地に足のついた準備をすれば、十分に合格が狙えます。
東京歯科大学推薦入試で出る問題に絞って勉強を進めれば、合格は十分に見えてきます。

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